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へその緒を切るのは2分遅らせよ」赤ちゃんが育つ

74018 赤ちゃんのへその緒を切るのを2分遅らせると、生後数日間の成長が良いことが分かった。   スペインのグラナダ大学とサン・セシリオ大学の研究グループが、米国小児科学会の機関誌であるペディアトリクス誌で2014年12月15日に報告している。酸化ストレスに対する赤ちゃんの抵抗に影響研究グループは、正常妊娠で自然分娩した64人の健康な妊婦を対象に検証を行った。赤ちゃんの半数は生まれてから10秒後にへその緒を切り、残りの半数は2分後に切った。 2分後に切った赤ちゃんは抗酸化能力が高く、誘発分娩を行って生まれた場合に起こる体の炎症効果が控えめだった。出産中は、いろいろな炎症を起こそうという反応が起きている。炎症は異物からの防御のために大切だが、強すぎると逆に自分自身を痛めることにもつながる。適度が良い。 「へその緒を切るのを遅くすることで抗酸化能力が高まり、分娩中の炎症シグナルが低くなる。その結果として赤ちゃんの生後数日間の成長が上向く」と研究者は語っている。 へその緒をどうするかの判断は医療機関がするとはいえ、ちょっと参考にしたい情報だ。 文献情報 Descargar